内視鏡診療における鎮静薬使用の現状と問題点

消化器内視鏡診療における鎮静の需要は増加傾向にあり, その重要性が高まってきている. しかしながら, 日本において保険適応を取得している薬剤はほとんどなく, 多くの施設でベンゾジアゼピン系の薬剤やプロポフォールが適応外で使用されているのが現状であり, 鎮静領域における環境整備が整っているとは言い難い. 本主題では, ハイボリュームセンターに限らず, 内視鏡診療を行う全ての施設における内視鏡診療の鎮静薬の使用の現状と問題点を探るべく幅広く演題を募集し, 合計18名の先生方に発表をお願いした. 本セッションでは, まず, 最初に慶應義塾大学医学部内視鏡センター細江直樹先生より基調講演として, 「内...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy(2001年から) 2023-06, Vol.102 (1), p.19-20
Hauptverfasser: 浦上尚之, 市島諒二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:消化器内視鏡診療における鎮静の需要は増加傾向にあり, その重要性が高まってきている. しかしながら, 日本において保険適応を取得している薬剤はほとんどなく, 多くの施設でベンゾジアゼピン系の薬剤やプロポフォールが適応外で使用されているのが現状であり, 鎮静領域における環境整備が整っているとは言い難い. 本主題では, ハイボリュームセンターに限らず, 内視鏡診療を行う全ての施設における内視鏡診療の鎮静薬の使用の現状と問題点を探るべく幅広く演題を募集し, 合計18名の先生方に発表をお願いした. 本セッションでは, まず, 最初に慶應義塾大学医学部内視鏡センター細江直樹先生より基調講演として, 「内視鏡診療における鎮静薬 - ガイドライン第2版を踏まえて」と題して, 現在の内視鏡診療における鎮静薬の現状や問題点に関して, ご講演頂いた.
ISSN:1348-9844