大腸内視鏡検査にて偶発的に小腸癌を発見し内視鏡的切除した一例

「はじめに」消化管の遺伝性腫瘍症候群として家族性大腸腺腫症やLynch症候群などが知られている. 今回大腸内視鏡検査で偶発的にLynch症候群を疑う小腸癌を発見し完全切除しえた1例を経験したので報告する. また本論文は日産厚生会玉川病院倫理委員会の承認(倫理委員会承認番号: 玉2022-016)と本人からのinformed consentを得たうえで発表している. 「症例」患者: 60歳, 男性. 主訴: 大腸内視鏡検査目的 既往歴: 2型糖尿病(40歳台), 高コレステロール血症(40歳台), ヘリコバクター・ピロリ菌除菌後, 逆流性食道炎(60歳台) 家族歴: 父; 肝細胞癌(86歳),...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2022/12/09, Vol.101(1), pp.60-63
Hauptverfasser: 渡辺, 奈央子, 山本, 慶郎, 池上, 遼, 吉本, 憲介, 松井, 太吾, 永嶋, 裕司, 菅野, 純, 菅野, 康吉, 山口, 和久, 松田, 尚久, 五十嵐, 良典
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」消化管の遺伝性腫瘍症候群として家族性大腸腺腫症やLynch症候群などが知られている. 今回大腸内視鏡検査で偶発的にLynch症候群を疑う小腸癌を発見し完全切除しえた1例を経験したので報告する. また本論文は日産厚生会玉川病院倫理委員会の承認(倫理委員会承認番号: 玉2022-016)と本人からのinformed consentを得たうえで発表している. 「症例」患者: 60歳, 男性. 主訴: 大腸内視鏡検査目的 既往歴: 2型糖尿病(40歳台), 高コレステロール血症(40歳台), ヘリコバクター・ピロリ菌除菌後, 逆流性食道炎(60歳台) 家族歴: 父; 肝細胞癌(86歳), 母方祖父; 舌癌, 母; 大腸癌(30歳台), 長女; 大腸癌(25歳). 喫煙歴: Brinkman Index; 600 飲酒歴: 純アルコール量160g/日
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.101.1_60