上部消化管異物に対する内視鏡処置についての検討

「はじめに」上部消化管異物は臨床現場でしばしば遭遇し, 緊急内視鏡処置となることが多い. 内視鏡処置で緊急手術を回避することができれば患者の負担は少ないが, 異物の種類や位置によっては困難なこともあり, 当院で内視鏡的異物除去術を施行した症例を対象に, 後方視的に検討を行った. 「対象と方法」当院で2016年5月から2020年5月の間に上部消化管異物に対して内視鏡的摘除術を施行した31例を対象とした. 当院に小児科はないため, 15歳未満の小児を除く症例が自ずと対象となった. 年齢・性別, 基礎疾患, 画像検査, 異物の種類, 停留部位, 除去方法, 合併症について検討を行った. 「結果」「1...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2021/12/03, Vol.99(1), pp.66-68
Hauptverfasser: 岡田, 健太, 有賀, 啓之, 鹿志村, 純也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」上部消化管異物は臨床現場でしばしば遭遇し, 緊急内視鏡処置となることが多い. 内視鏡処置で緊急手術を回避することができれば患者の負担は少ないが, 異物の種類や位置によっては困難なこともあり, 当院で内視鏡的異物除去術を施行した症例を対象に, 後方視的に検討を行った. 「対象と方法」当院で2016年5月から2020年5月の間に上部消化管異物に対して内視鏡的摘除術を施行した31例を対象とした. 当院に小児科はないため, 15歳未満の小児を除く症例が自ずと対象となった. 年齢・性別, 基礎疾患, 画像検査, 異物の種類, 停留部位, 除去方法, 合併症について検討を行った. 「結果」「1. 年齢・性別」平均年齢は58.2歳で, 男性47.3歳, 女性65.1歳であった.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.99.1_66