下咽頭癌術後異時性多発食道癌に対し集学的治療で局所制御し得た1例
「はじめに」下咽頭癌に続発する異時性多発食道癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD), 化学放射線療法(Chemoradiation therapy: CRT), 光線力学療法(Photodynamic therapy: PDT)による集学的治療を行う事で10年以上の経過を経て局所制御可能であった1例を経験したので報告する. 「症例」患者: 60歳代, 男性 主訴: なし 現病歴: X-4年, 下咽頭癌に対して咽喉頭頚部食道摘出術 + 両側頚部郭清 + 甲状腺右葉切除術 + 遊離空腸再建術を行った. 病理診断は, Squamous cell carcinoma (SCC), pT2N2bM0...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2020/12/18, Vol.97(1), pp.61-62 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」下咽頭癌に続発する異時性多発食道癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD), 化学放射線療法(Chemoradiation therapy: CRT), 光線力学療法(Photodynamic therapy: PDT)による集学的治療を行う事で10年以上の経過を経て局所制御可能であった1例を経験したので報告する. 「症例」患者: 60歳代, 男性 主訴: なし 現病歴: X-4年, 下咽頭癌に対して咽喉頭頚部食道摘出術 + 両側頚部郭清 + 甲状腺右葉切除術 + 遊離空腸再建術を行った. 病理診断は, Squamous cell carcinoma (SCC), pT2N2bM0 pStage IVbにて, 以降外来で経過観察となった. X年に施行された上部消化管内視鏡検査(EGD)で上切歯列(DL)27cmの食道内に1/4周性, 腫瘍径30×15mmの0-IIb病変を認めESDを施行. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.97.1_61 |