膵管鏡が治療方針の決定に寄与したIPMNの1例

【症例】74歳 男性. 【主訴】なし(びまん性主膵管拡張および膵嚢胞精査) 【現病歴】前医で数年前よりびまん性主膵管拡張, 膵鉤部嚢胞をフォローアップされてきた. 今回嚢胞が拡張傾向であったため, 精査加療目的に当院紹介受診となった. 【既往歴】2型糖尿病, 高血圧, 低左心機能, 僧帽弁閉鎖不全症, 冠動脈狭窄症 【内服薬】ボグリボース, メトホルミン, シタグリプチン, ピオグリタゾン, ロキソプロフェン, レバミピド, 酸化マグネシウム, ニトレンジピン, ペリンドプリル 【初診時身体所見】明らかな異常所見なし. 【初診時血液検査】明らかな異常所見なし. 【腹部造影CT】造影CTで9mm...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2020/06/26, Vol.96(1), pp.204-206
Hauptverfasser: 野口, 達矢, 谷坂, 優樹, 小川, 智也, 鈴木, 雅博, 原田, 舞子, 水出, 雅文, 良沢, 昭銘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【症例】74歳 男性. 【主訴】なし(びまん性主膵管拡張および膵嚢胞精査) 【現病歴】前医で数年前よりびまん性主膵管拡張, 膵鉤部嚢胞をフォローアップされてきた. 今回嚢胞が拡張傾向であったため, 精査加療目的に当院紹介受診となった. 【既往歴】2型糖尿病, 高血圧, 低左心機能, 僧帽弁閉鎖不全症, 冠動脈狭窄症 【内服薬】ボグリボース, メトホルミン, シタグリプチン, ピオグリタゾン, ロキソプロフェン, レバミピド, 酸化マグネシウム, ニトレンジピン, ペリンドプリル 【初診時身体所見】明らかな異常所見なし. 【初診時血液検査】明らかな異常所見なし. 【腹部造影CT】造影CTで9mm程度の蛇行したびまん性主膵管拡張と膵鉤部に主膵管との交通のある, 23mm大の多房性嚢胞性病変を認めた. 【MRCP】造影CTと同様にびまん性主膵管拡張および主膵管と交通のある多房性嚢胞を認めた.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.96.1_204