EUS-FNAにより診断した術後30年目の腎細胞癌膵転移の1例

「症例」 患者: 79歳, 男性. 主訴: なし. 現病歴: X-30年に右腎細胞癌に対し右腎摘出術が施行され, 術後病理結果はRenal cell carcinoma, pT1b, N0, M0, Stage I(腎癌取り扱い規約第4版準拠)であった. 術後の補助療法として1年間インターフェロン治療を施行された. X-10年まで無治療で経過観察を行い, 再発なく, 終診となった. X-2年に気管支拡張症に伴う肺炎, 膿胸を発症し, 以後胸部単純CTフォローを開始された. X年に膵尾部に腫瘤性病変が初めて指摘され, CTを振り返ると膵腫瘤はこの2年で増大傾向であり(26mmから36mmに増大)...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2019/06/07, Vol.94(1), pp.158-160
Hauptverfasser: 久保田, 大, 遠藤, 壮登, 鴨志田, 敏郎, 水谷, 悟, 宮嶋, 望, 山口, 雄司, 綿引, 隆久, 大河原, 悠, 大河原, 敦, 柿木, 信重, 平井, 信二, 谷中, 昭典
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「症例」 患者: 79歳, 男性. 主訴: なし. 現病歴: X-30年に右腎細胞癌に対し右腎摘出術が施行され, 術後病理結果はRenal cell carcinoma, pT1b, N0, M0, Stage I(腎癌取り扱い規約第4版準拠)であった. 術後の補助療法として1年間インターフェロン治療を施行された. X-10年まで無治療で経過観察を行い, 再発なく, 終診となった. X-2年に気管支拡張症に伴う肺炎, 膿胸を発症し, 以後胸部単純CTフォローを開始された. X年に膵尾部に腫瘤性病変が初めて指摘され, CTを振り返ると膵腫瘤はこの2年で増大傾向であり(26mmから36mmに増大), 当院紹介となった. 身体所見は, 特記すべき所見はなかった.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.94.1_158