粘膜下腫瘍の形態を呈した乳癌大腸転移の1例

「はじめに」 乳癌は肺, 骨, 肝臓, 脳への転移が多く, 消化管転移は稀とされる. 今回, 我々は粘膜下腫瘍の形態を呈した乳癌大腸転移の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例: 63歳, 女性. 既往: 51歳時に左乳癌に対し乳房部分切除術pStage I. 現病歴: 便潜血陽性で施行した前医での大腸内視鏡検査(CS)で盲腸に粘膜下腫瘍(SMT)を指摘され, 生検で神経内分泌腫瘍(NET G1)疑いとなり当院紹介となった. 内視鏡検査・病理所見: CSで盲腸に非腫瘍性粘膜で覆われた正色調の7mm大の硬さを伴うSMTを認め, 生検を行った. また肝彎曲部にも5mm大の弱発赤調の硬...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2018/12/14, Vol.93(1), pp.134-135
Hauptverfasser: 岡原, 昂輝, 村上, 敬, 立之, 英明, 泉, 健太郎, 福嶋, 浩文, 上山, 浩也, 石川, 大, 澁谷, 智義, 坂本, 直人, 荻原, 達雄, 永原, 章仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:「はじめに」 乳癌は肺, 骨, 肝臓, 脳への転移が多く, 消化管転移は稀とされる. 今回, 我々は粘膜下腫瘍の形態を呈した乳癌大腸転移の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例: 63歳, 女性. 既往: 51歳時に左乳癌に対し乳房部分切除術pStage I. 現病歴: 便潜血陽性で施行した前医での大腸内視鏡検査(CS)で盲腸に粘膜下腫瘍(SMT)を指摘され, 生検で神経内分泌腫瘍(NET G1)疑いとなり当院紹介となった. 内視鏡検査・病理所見: CSで盲腸に非腫瘍性粘膜で覆われた正色調の7mm大の硬さを伴うSMTを認め, 生検を行った. また肝彎曲部にも5mm大の弱発赤調の硬さを伴う扁平隆起性病変を認めた.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.93.1_134