化学療法が奏効し長期生存が得られた切除不能進行十二指腸癌の1例

「症例」 患者: 79歳, 女性. 主訴: 下痢. 既往歴: 高脂血症, 虫垂炎術後. 家族歴: 膵臓癌, 白血病, 前立腺癌. 現病歴: 10年来の下痢を主訴に20xx年11月当科を受診した. 下部消化管内視鏡を施行するも明らかな病変を認めなかった. CEAの高値(42.8ng/ml)を認めたため, 胸腹骨盤部CT検査を施行したが明らかな病変を認めなかった. その後PET-CTを施行したところ, 十二指腸下行脚および肝臓に多発するFDGの異常集積を認め十二指腸癌の多発肝転移を疑われ, 精査加療目的に20xx+1年1月に入院となった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2018/12/14, Vol.93(1), pp.101-103
Hauptverfasser: 千田, 彰彦, 市川, 将隆, 荒畑, 恭子, 財部, 紗基子, 尾城, 啓輔, 貝田, 将郷, 岸川, 浩, 西田, 次郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「症例」 患者: 79歳, 女性. 主訴: 下痢. 既往歴: 高脂血症, 虫垂炎術後. 家族歴: 膵臓癌, 白血病, 前立腺癌. 現病歴: 10年来の下痢を主訴に20xx年11月当科を受診した. 下部消化管内視鏡を施行するも明らかな病変を認めなかった. CEAの高値(42.8ng/ml)を認めたため, 胸腹骨盤部CT検査を施行したが明らかな病変を認めなかった. その後PET-CTを施行したところ, 十二指腸下行脚および肝臓に多発するFDGの異常集積を認め十二指腸癌の多発肝転移を疑われ, 精査加療目的に20xx+1年1月に入院となった.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.93.1_101