内腸瘻形成前後の内視鏡所見を観察し得た小腸原発悪性リンパ腫の1例
「症例」「患者」: 76歳, 男性. 「主訴」: 微熱・下腹部痛. 「既往歴・常用薬」: 特記事項なし. 「現病歴」: X-1年11月より微熱・下腹部痛が出現. 前医で下部内視鏡検査を施行したが, 異常を認めなかった. X年1月に当院紹介受診. 「現症」: 血圧150/85mmHg, 脈拍99回/分・整, 体温36.5℃, SpO2 98%(Room air). 腹部平坦・軟. 自発痛なし. 下腹部正中に圧痛あり. 筋性防御・反跳痛を認めず. 表在リンパ節は触知せず. 「血液検査」: 鉄欠乏性貧血, 炎症反応上昇, 肝機能障害を認めた. 「経過」: 腹骨盤部造影CT検査・骨盤部単純MRI検査を...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2018/06/15, Vol.92(1), pp.126-127 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」「患者」: 76歳, 男性. 「主訴」: 微熱・下腹部痛. 「既往歴・常用薬」: 特記事項なし. 「現病歴」: X-1年11月より微熱・下腹部痛が出現. 前医で下部内視鏡検査を施行したが, 異常を認めなかった. X年1月に当院紹介受診. 「現症」: 血圧150/85mmHg, 脈拍99回/分・整, 体温36.5℃, SpO2 98%(Room air). 腹部平坦・軟. 自発痛なし. 下腹部正中に圧痛あり. 筋性防御・反跳痛を認めず. 表在リンパ節は触知せず. 「血液検査」: 鉄欠乏性貧血, 炎症反応上昇, 肝機能障害を認めた. 「経過」: 腹骨盤部造影CT検査・骨盤部単純MRI検査を施行したが, 直腸壁の軽度肥厚を認めるのみだった. X年2月に1回目の下部内視鏡検査を施行し, RSからRaに亜全周性の白斑を伴う発赤粘膜を認めた. 同部よりボーリング生検を施行したが, 特異的な炎症像や腫瘍性病変を認めなかったため. 期間を空けて再検査する方針となった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.92.1_126 |