膵・胆管合流異常症に伴う膵石に内視鏡的膵石除去術が奏功した1例
「はじめに」膵・胆管合流異常症の膵石合併は, 比較的少ない. 膵・胆管合流異常症に伴う膵石に内視鏡的膵石除去術が奏功した1例を経験したので報告する. 「症例」患者:30代, 男性. 主訴:腹部膨満. 既往歴・家族歴・嗜好歴:特記事項なし. 現病歴:2015年秋, 腹部膨満にて近医を受診. 血液検査にて肝胆道系酵素の上昇と腹部USにて総胆管拡張を認め, 当科紹介受診. 腹部造影CTにて嚢腫状総胆管拡張と胆嚢壁肥厚を認め, 入院となる. 入院時現症:体温36.8℃, 脈拍83回/分, 血圧96/70mmHg. 黄疸があり, 右季肋部に軽度圧痛を認める. 血液検査所見:WBC 6,000/μl, H...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2017/06/09, Vol.90(1), pp.166-167 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」膵・胆管合流異常症の膵石合併は, 比較的少ない. 膵・胆管合流異常症に伴う膵石に内視鏡的膵石除去術が奏功した1例を経験したので報告する. 「症例」患者:30代, 男性. 主訴:腹部膨満. 既往歴・家族歴・嗜好歴:特記事項なし. 現病歴:2015年秋, 腹部膨満にて近医を受診. 血液検査にて肝胆道系酵素の上昇と腹部USにて総胆管拡張を認め, 当科紹介受診. 腹部造影CTにて嚢腫状総胆管拡張と胆嚢壁肥厚を認め, 入院となる. 入院時現症:体温36.8℃, 脈拍83回/分, 血圧96/70mmHg. 黄疸があり, 右季肋部に軽度圧痛を認める. 血液検査所見:WBC 6,000/μl, Hb 14.4g/dl, Plt 19.7×104/μl, T-Bil 5.5mg/dl, D-Bil 3.7mg/dl, AST 576IU/l, ALT 1,257IU/l, LDH 323IU/l, ALP 400IU/l, γ-GTP 239IU/l, Amy 44IU/l, CRP 1.2mg/dl, CEA 1.2ng/ml, CA19-9 4.0U/ml, DUPAN-2 70U/ml, SPAN-1 45.5U/ml. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.90.1_166 |