アメーバ性腸炎に併存した盲腸LSTの1例
「はじめに」アメーバ性腸炎に対する内服加療後, フォローアップの内視鏡で発見されたLaterally spreading tumor(LST)の1例を経験し, その内視鏡像の遡及的な検討が可能であったので報告する. 「症例」患者:50歳, 男性. 主訴:下痢, 血便. 既往症:特記事項なし. 現病歴:1カ月前から続く1日2~3行の下痢と粘血便を主訴に当院に受診となった. 症状出現前の生鮮物の摂取歴, 海外渡航歴, 同性愛や性風俗などの性的接触歴はなかった. 現症:体温36.4℃, 血圧122/70mmHg, 脈拍68回/min, 腹部は平坦・軟で圧痛や腫瘤触知はなし. 臨床検査成績:末梢血検査...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/12/16, Vol.89(1), pp.130-131 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」アメーバ性腸炎に対する内服加療後, フォローアップの内視鏡で発見されたLaterally spreading tumor(LST)の1例を経験し, その内視鏡像の遡及的な検討が可能であったので報告する. 「症例」患者:50歳, 男性. 主訴:下痢, 血便. 既往症:特記事項なし. 現病歴:1カ月前から続く1日2~3行の下痢と粘血便を主訴に当院に受診となった. 症状出現前の生鮮物の摂取歴, 海外渡航歴, 同性愛や性風俗などの性的接触歴はなかった. 現症:体温36.4℃, 血圧122/70mmHg, 脈拍68回/min, 腹部は平坦・軟で圧痛や腫瘤触知はなし. 臨床検査成績:末梢血検査, 生化学検査, 凝固検査に異常を認めなかった. 抗赤痢アメーバ抗体は陽性であった. CEAおよびCA19-9は正常範囲内であった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.89.1_130 |