TACE,RFA後に生じた感染性胆汁瘻に対して内視鏡的ドレナージが有効であった1例
「はじめに」今回, 我々はTACE, RFA後に生じた感染性胆汁瘻に対して内視鏡的ドレナージが有効であった1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」「患者」: 67歳, 女性. 「主訴」: 発熱. 「既往歴」: 60歳時, 膵管内乳頭粘液性癌(幽門輪温存膵島十二指腸切除術, 胆管空腸吻合術施行). 「現病歴」: C型肝硬変による多発肝細胞癌(以下HCC)に対し肝動脈化学塞栓療法(以下TACEを3回, 経皮的ラジオ波焼灼療法(以下RFA)を2回行われていた. S7/8のHCCに対して3回目のRFAを施行した1カ月後に38℃台の発熱, CRP上昇を認めたため, 当科入院となった...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/06/11, Vol.88(1), pp.166-167 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」今回, 我々はTACE, RFA後に生じた感染性胆汁瘻に対して内視鏡的ドレナージが有効であった1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」「患者」: 67歳, 女性. 「主訴」: 発熱. 「既往歴」: 60歳時, 膵管内乳頭粘液性癌(幽門輪温存膵島十二指腸切除術, 胆管空腸吻合術施行). 「現病歴」: C型肝硬変による多発肝細胞癌(以下HCC)に対し肝動脈化学塞栓療法(以下TACEを3回, 経皮的ラジオ波焼灼療法(以下RFA)を2回行われていた. S7/8のHCCに対して3回目のRFAを施行した1カ月後に38℃台の発熱, CRP上昇を認めたため, 当科入院となった. 「入院時現症」: 身長163.2cm, 体重63.5kg, BMI 23.8, 意識清明, 体温39.2℃, 血圧119/87mmHg, 脈拍120/分・整, SpO2 96%(room air), 眼球結膜黄染(-). |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.88.1_166 |