バルーン拡張の反復で解除しえたS状結腸癌術後吻合部狭窄の1例
「症例」「患者」: 60歳代, 男性. 「主訴」: 下腹部痛, 嘔気. 「既往歴」: 高血圧. 「現病歴」: 10月にS状結腸癌に対して腹腔鏡下S状結腸切除術を施行. S, 0-Is, 15×10mm, 25%, pT1b, pN0, pM0, pStage Iの診断であり, 術後12日で退院となった. 退院後, 経過観察されていたが, 下腹部痛が持続しており鎮痛剤などを処方されていた. 手術翌年3月下旬より下腹部痛, 嘔気の増悪を認めたため4月上旬に当科受診, S状結腸癌術後吻合部狭窄による大腸イレウスの診断で緊急入院となった. 「入院時現症」: 体温36.5℃, 腹部は平坦軟, 腸蠕動音は...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/06/11, Vol.88(1), pp.156-157 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」「患者」: 60歳代, 男性. 「主訴」: 下腹部痛, 嘔気. 「既往歴」: 高血圧. 「現病歴」: 10月にS状結腸癌に対して腹腔鏡下S状結腸切除術を施行. S, 0-Is, 15×10mm, 25%, pT1b, pN0, pM0, pStage Iの診断であり, 術後12日で退院となった. 退院後, 経過観察されていたが, 下腹部痛が持続しており鎮痛剤などを処方されていた. 手術翌年3月下旬より下腹部痛, 嘔気の増悪を認めたため4月上旬に当科受診, S状結腸癌術後吻合部狭窄による大腸イレウスの診断で緊急入院となった. 「入院時現症」: 体温36.5℃, 腹部は平坦軟, 腸蠕動音は亢進しmetallic soundを聴取, 下腹部正中から左下腹部にかけて圧痛を認めた. 「検査所見」: WBC 7,600/μl, Hb 12.7g/dl, CRP 0.3mg/dl, CEA 1.2ng/ml, CA19-9 4.9U/ml. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.88.1_156 |