閉塞症状を呈しESDにて切除した十二指腸巨大Brunner腺腫の1例
「はじめに」十二指腸Brunner腺腫は, 良性隆起性病変で球部に好発し粘膜下腫瘍の形態を示すことが多い. 国内では過形成, 海外では過誤腫と診断されることも多い. 十二指腸Brunner腺腫により閉塞症状を呈したとの報告は稀であり, 国内では3例, 海外では9例の報告のみである. 文献的考察を加え報告する. 「症例」「患者」: 80歳代, 男性. 「主訴」: 上腹部痛, 嘔吐. 「家族歴」: 特記すべきことなし. 「既往歴」: 2型糖尿病, 高血圧. 「現病歴」: 2015年6月, 膀胱癌の精査目的で当院泌尿器科にて腹部CT撮影を実施した. 十二指腸口側に軽度増強効果を示す40mm弱の腫瘤像...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/06/11, Vol.88(1), pp.118-119 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」十二指腸Brunner腺腫は, 良性隆起性病変で球部に好発し粘膜下腫瘍の形態を示すことが多い. 国内では過形成, 海外では過誤腫と診断されることも多い. 十二指腸Brunner腺腫により閉塞症状を呈したとの報告は稀であり, 国内では3例, 海外では9例の報告のみである. 文献的考察を加え報告する. 「症例」「患者」: 80歳代, 男性. 「主訴」: 上腹部痛, 嘔吐. 「家族歴」: 特記すべきことなし. 「既往歴」: 2型糖尿病, 高血圧. 「現病歴」: 2015年6月, 膀胱癌の精査目的で当院泌尿器科にて腹部CT撮影を実施した. 十二指腸口側に軽度増強効果を示す40mm弱の腫瘤像を認めたため, 消化器内科を紹介受診した. 上部消化管内視鏡検査にて十二指腸球部前壁に基部を有する40mm強の粘膜下腫瘍と診断された. 超音波内視鏡検査では腫瘍は粘膜下層に限局する一部嚢胞状の無エコー像を伴う高エコー腫瘍であった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.88.1_118 |