有茎性発育を呈した胃Hamartomatous inverted polypの2例
「はじめに」胃Hamartomatous inverted polyp(HIP)は異所性腺管が粘膜下へ逆行性, 嚢胞状に発育する比較的稀な病変で, SMT様の形態を呈することが多いとされている. 今回, 我々は有茎性発育を呈した胃HIPの2例を経験したため報告する. 「症例1」「患者」: 55歳, 男性. 「現病歴」: 検診の上部消化管内視鏡検査で胃ポリープを指摘され当院受診となった. 「身体所見, 血液検査」: 異常所見を認めず, 尿素呼気試験は陰性であった. 「上部消化管内視鏡検査」: 体中部小彎に20mm大の有茎性ポリープを認めた. 表面はほぼ正常の粘膜で, SMT様の隆起を呈していた....
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/06/11, Vol.88(1), pp.90-91 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」胃Hamartomatous inverted polyp(HIP)は異所性腺管が粘膜下へ逆行性, 嚢胞状に発育する比較的稀な病変で, SMT様の形態を呈することが多いとされている. 今回, 我々は有茎性発育を呈した胃HIPの2例を経験したため報告する. 「症例1」「患者」: 55歳, 男性. 「現病歴」: 検診の上部消化管内視鏡検査で胃ポリープを指摘され当院受診となった. 「身体所見, 血液検査」: 異常所見を認めず, 尿素呼気試験は陰性であった. 「上部消化管内視鏡検査」: 体中部小彎に20mm大の有茎性ポリープを認めた. 表面はほぼ正常の粘膜で, SMT様の隆起を呈していた. 頂部に浅い陥凹と発赤を認め, 硬さのない腫瘍であった. 生検結果により過形成性ポリープが疑われた. 「臨床経過」: 病変が大きいため, 出血や癌化のリスクを考慮してpolypectomyを施行した. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.88.1_90 |