診断に苦慮した成人胃重複症の1例
「症例」「症例」: 40歳代, 男性. 「既往歴」: サルコイドーシス(無治療で軽快). 「現病歴」: 心窩部痛のために受けた近医での内視鏡検査で胃前庭部大彎に粘膜下腫瘍を認め, 精査目的にて当センターへ紹介となった. 「胃X線検査」: 胃前庭部大彎に約4cmの軟らかい平滑な隆起性病変として描出された. 「胃内視鏡検査」: 胃前庭部大彎から幽門輪にかけて正常粘膜で覆われた腫瘤を認めた. delleやびらん・潰瘍はみられなかった. 「胃超音波内視鏡検査」: 第3層を主座とする均一でやや低エコー輝度の腫瘤性病変として描出され, 一部にやや高エコー輝度を呈する充実性成分を伴っていた. 「腹部CT検査...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2016/06/11, Vol.88(1), pp.88-89 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」「症例」: 40歳代, 男性. 「既往歴」: サルコイドーシス(無治療で軽快). 「現病歴」: 心窩部痛のために受けた近医での内視鏡検査で胃前庭部大彎に粘膜下腫瘍を認め, 精査目的にて当センターへ紹介となった. 「胃X線検査」: 胃前庭部大彎に約4cmの軟らかい平滑な隆起性病変として描出された. 「胃内視鏡検査」: 胃前庭部大彎から幽門輪にかけて正常粘膜で覆われた腫瘤を認めた. delleやびらん・潰瘍はみられなかった. 「胃超音波内視鏡検査」: 第3層を主座とする均一でやや低エコー輝度の腫瘤性病変として描出され, 一部にやや高エコー輝度を呈する充実性成分を伴っていた. 「腹部CT検査」: 胃内にlow density areaを呈する4cm大の粘膜下病変を認めた. 以上より胃粘膜下嚢胞・リンパ管腫などを疑ったが, 術前診断は付かなかった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.88.1_88 |