内視鏡摘出が可能であった直腸異物の4例
「はじめに」 経肛門的直腸異物は肛門から異物が挿入され, 抜去不可能となったものである. 日常診療では稀であるが, ときに救急診療で遭遇することがある. 治療方針は内視鏡的に肛門から異物摘出を試みるのが一般的である. 当院で経験した経肛門的直腸異物4症例について, その特徴と治療方法を報告する. 「自験例4例の検討」 当院で2010年4月から2014年3月までの4年間における直腸異物4症例はすべて内視鏡的摘出が可能であった. 年齢の中央値は22.5歳(16~87歳), 全て男性であった. 挿入の動機としては, 2例は性的嗜好, 1例は偶発的, 1例は排便誘導の習慣であった. 異物の内訳はバイブ...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2015/12/12, Vol.87(1), pp.184-185 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 経肛門的直腸異物は肛門から異物が挿入され, 抜去不可能となったものである. 日常診療では稀であるが, ときに救急診療で遭遇することがある. 治療方針は内視鏡的に肛門から異物摘出を試みるのが一般的である. 当院で経験した経肛門的直腸異物4症例について, その特徴と治療方法を報告する. 「自験例4例の検討」 当院で2010年4月から2014年3月までの4年間における直腸異物4症例はすべて内視鏡的摘出が可能であった. 年齢の中央値は22.5歳(16~87歳), 全て男性であった. 挿入の動機としては, 2例は性的嗜好, 1例は偶発的, 1例は排便誘導の習慣であった. 異物の内訳はバイブレーターが2例, 点鼻薬のプラスチック製キャップが1例, 歯ブラシが1例であった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.87.1_184 |