胃横行結腸瘻を合併した胃癌の1例
「はじめに」 胃癌による結腸瘻の症例を経験した. 比較的稀な疾患であり若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」 患者:62歳, 男性. 主訴:下腿浮腫. 現病歴:生来健康. 2012年6月中旬より嘔吐, 水様性下痢を認め他院を受診し, 上部消化管内視鏡検査にて体下部から体中部の大彎から後壁にかけて胃癌を認めたが(Color 1-a)通院を中断していた. 7月より両眼瞼, 両下肢の浮腫を伴い, 当院を受診し精査加療のため入院となった. 既往歴・家族歴:特記事項なし. 生活歴:喫煙40本/日×44年, 飲酒歴なし. 入院時現症:身長169cm, 体重64.1kg, 血圧140/60mmHg....
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2013/12/14, Vol.83(1), pp.100-101 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 胃癌による結腸瘻の症例を経験した. 比較的稀な疾患であり若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」 患者:62歳, 男性. 主訴:下腿浮腫. 現病歴:生来健康. 2012年6月中旬より嘔吐, 水様性下痢を認め他院を受診し, 上部消化管内視鏡検査にて体下部から体中部の大彎から後壁にかけて胃癌を認めたが(Color 1-a)通院を中断していた. 7月より両眼瞼, 両下肢の浮腫を伴い, 当院を受診し精査加療のため入院となった. 既往歴・家族歴:特記事項なし. 生活歴:喫煙40本/日×44年, 飲酒歴なし. 入院時現症:身長169cm, 体重64.1kg, 血圧140/60mmHg. 両眼瞼結膜に貧血, 両眼瞼・両下肢に浮腫を認めた. 入院時検査所見:Hb 10.4g/dlと貧血, Alb 2.1g/dlと著明な低アルブミン血症, CRP 6.89mg/dlと炎症反応高値を認めた. 腫瘍マーカーはCA19-9 45.9ng/mlと高値であった. H.pyloriは未検査である. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.83.1_100 |