マイクロ波凝固療法が有効であった良性食道狭窄の1例
「症例」 患者:83歳, 女性. 主訴:食欲不振, 全身倦怠感. 既往歴:高血圧症. 家族歴:特記すべきことなし. 嗜好品:喫煙なし, アルコールなし. 現病歴:2012年1月から全身倦怠感が出現し, 食欲不振が出現した. 同年6月に嘔吐を認め, その2日後には飲水でも嘔吐が出現したため, 当院救急外来を受診した. 入院時現症:意識清明, 血圧144/78mmHg, 脈拍98回/分・整, 体温36.5℃, 眼瞼結膜貧血なし, 眼球結膜黄染なし, 表在リンパ節触知せず, 腹部に異常所見を認めない. 入院時血液検査:Hb9.1g/dlと貧血を呈しており, 軽度腎障害を認めた. 腫瘍マーカーはCEA...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2013/12/14, Vol.83(1), pp.92-93 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」 患者:83歳, 女性. 主訴:食欲不振, 全身倦怠感. 既往歴:高血圧症. 家族歴:特記すべきことなし. 嗜好品:喫煙なし, アルコールなし. 現病歴:2012年1月から全身倦怠感が出現し, 食欲不振が出現した. 同年6月に嘔吐を認め, その2日後には飲水でも嘔吐が出現したため, 当院救急外来を受診した. 入院時現症:意識清明, 血圧144/78mmHg, 脈拍98回/分・整, 体温36.5℃, 眼瞼結膜貧血なし, 眼球結膜黄染なし, 表在リンパ節触知せず, 腹部に異常所見を認めない. 入院時血液検査:Hb9.1g/dlと貧血を呈しており, 軽度腎障害を認めた. 腫瘍マーカーはCEA, CA19-9ともに正常範囲内であった. 入院時上部消化管内視鏡検査:切歯より38cm付近に狭窄と食物残渣を認め, 経鼻コープ(径5mm)も通過ができなかった(Color 1). 入院時腹部造影CT検査:食道壁の肥厚と内部の狭窄を認めた(Fig. 1-a). |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.83.1_92 |