カプセル内視鏡で診断された小腸悪性リンパ腫の1例
「症例」 患者:68歳, 男性. 主訴:便潜血陽性, 貧血. 既往歴:高血圧, 心房細動, 甲状腺機能低下症. 家族歴:特記事項なし. 現病歴:心房細動に対し循環器科でwarfarin内服治療中に, Hb 8.2g/dlの貧血と便潜血検査陽性を認め, 2011年3月当科紹介受診となった. 上下部消化管内視鏡検査で盲腸に8mm大Isポリープを認めたため, 大腸ポリペクトミーを施行した. 病理組織診断はtubular adenomaだった. 貧血に対し鉄剤投与を開始し一時改善を認めたが, 鉄剤中止2カ月で再びフェリチン値の低下, 便潜血検査陽性を認めたため精査目的でカプセル内視鏡を施行した. 回腸...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2013/06/14, Vol.82(1), pp.170-171 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「症例」 患者:68歳, 男性. 主訴:便潜血陽性, 貧血. 既往歴:高血圧, 心房細動, 甲状腺機能低下症. 家族歴:特記事項なし. 現病歴:心房細動に対し循環器科でwarfarin内服治療中に, Hb 8.2g/dlの貧血と便潜血検査陽性を認め, 2011年3月当科紹介受診となった. 上下部消化管内視鏡検査で盲腸に8mm大Isポリープを認めたため, 大腸ポリペクトミーを施行した. 病理組織診断はtubular adenomaだった. 貧血に対し鉄剤投与を開始し一時改善を認めたが, 鉄剤中止2カ月で再びフェリチン値の低下, 便潜血検査陽性を認めたため精査目的でカプセル内視鏡を施行した. 回腸に約半周性の2型腫瘤を認め(Color 1), 小腸内視鏡施行目的で入院となった. 入院時現症:身長156.4cm, 体重77.8kg, 体温36.5℃, 血圧144/99mmHg, 脈拍85回/分, 眼瞼結膜に軽度貧血あり. 胸腹部病理組織学的所見に異常なし. 下腿浮腫なし. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.82.1_170 |