IVRにて止血し得たEST後出血の1例
「はじめに」 今回我々は, EST後出血に対してcovered metallic stent留置を含めて3回の内視鏡的止血術を施行したが止血に成功せず, interventional radiology(IVR)にて止血し得た総胆管結石症の1例を経験したので報告する. 「症例」 患者:83歳, 女性. 主訴:嘔吐, 発熱. 既往歴:糖尿病, 高血圧症, 両下肢閉塞性動脈硬化症にて両下腿切断. 前医病歴:2011年9月嘔吐, 発熱にて近医を受診して急性胆嚢炎と診断され入院した. 腹部CTにて径10mmの総胆管結石を認め, 抗生剤による保存的治療後11日目にEST中切開後切石し, 一連の治療では出...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2012/12/07, Vol.81(2), pp.148-149 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 今回我々は, EST後出血に対してcovered metallic stent留置を含めて3回の内視鏡的止血術を施行したが止血に成功せず, interventional radiology(IVR)にて止血し得た総胆管結石症の1例を経験したので報告する. 「症例」 患者:83歳, 女性. 主訴:嘔吐, 発熱. 既往歴:糖尿病, 高血圧症, 両下肢閉塞性動脈硬化症にて両下腿切断. 前医病歴:2011年9月嘔吐, 発熱にて近医を受診して急性胆嚢炎と診断され入院した. 腹部CTにて径10mmの総胆管結石を認め, 抗生剤による保存的治療後11日目にEST中切開後切石し, 一連の治療では出血を認めなかった(Color 1). 処置後12時間後に吐血したため, 翌日の緊急内視鏡検査にて切開口頂部から拍動性の出血を認めた(Color 2). HSE局注後, クリップによる止血術を施行し止血が得られた(Color 3). |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.81.2_148 |