機能的端々吻合術後に吻合部再発をきたした大腸SM癌の1例
「症例」 患者:84歳, 女性. 主訴:特記事項なし. 現病歴:2006年5月に横行結腸癌の診断にて腹腔鏡補助下横行結腸切除術+D2郭清をおこなった. 吻合は体外で機能的端々吻合法にて行った. 術中腸管内洗浄は行っていない. 最終病理組織診断は中分化腺癌, sm3, ly2, v0, pN0, pPM0, pDM0, stage IでCurAであった. 術後の経過は良好で合併症無く退院し, 以後外来で経過観察を行っていた. 術後3年目となる平成21年5月に腹部CT, 大腸内視鏡検査を行っているが再発を疑う所見を認めなかった. また腫瘍マーカーはCEAが2.4ng/ml, CA19-9が18U/...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2011/12/10, Vol.79(2), pp.106-107 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」 患者:84歳, 女性. 主訴:特記事項なし. 現病歴:2006年5月に横行結腸癌の診断にて腹腔鏡補助下横行結腸切除術+D2郭清をおこなった. 吻合は体外で機能的端々吻合法にて行った. 術中腸管内洗浄は行っていない. 最終病理組織診断は中分化腺癌, sm3, ly2, v0, pN0, pPM0, pDM0, stage IでCurAであった. 術後の経過は良好で合併症無く退院し, 以後外来で経過観察を行っていた. 術後3年目となる平成21年5月に腹部CT, 大腸内視鏡検査を行っているが再発を疑う所見を認めなかった. また腫瘍マーカーはCEAが2.4ng/ml, CA19-9が18U/mlといずれも正常であり再発なしと判断した. 2010年5月に術後4年目の検査目的に当科再診となった. 血液生化学検査:異常所見なし. 腫瘍マーカー:CEA.は1.9ng/mlと正常であったが, CA19-9が69.2U/mlと上昇していた. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.79.2_106 |