慢性腎不全の経過中に発生した石灰乳胆汁による閉塞性黄疸の1例

維持透析施行例で,4年の経過で発生した石灰乳胆汁による閉塞性黄疸を経験したので報告する。症例は59歳女性。上腹部痛と黄疸を主訴に入院。腹部エコー上,拡張した総胆管内に高エコーで液面形成を示す物質が見られ,CTでは総胆管に鋳型状の高吸収域が認められたことより石灰乳胆汁による閉塞性黄疸と診断した。ESTにより,乳頭から黄白色のペースト状の胆石が排出された。本例では診断確定及び治療にESTが有用であった。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2009/06/10, Vol.74(2), pp.122-123
Hauptverfasser: 田村, 哲男, 今村, 綱男, 鈴木, 亜衣香, 小泉, 優子, 小山, 里香子, 奥田, 近夫, 竹内, 和男
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:維持透析施行例で,4年の経過で発生した石灰乳胆汁による閉塞性黄疸を経験したので報告する。症例は59歳女性。上腹部痛と黄疸を主訴に入院。腹部エコー上,拡張した総胆管内に高エコーで液面形成を示す物質が見られ,CTでは総胆管に鋳型状の高吸収域が認められたことより石灰乳胆汁による閉塞性黄疸と診断した。ESTにより,乳頭から黄白色のペースト状の胆石が排出された。本例では診断確定及び治療にESTが有用であった。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.74.2_122