十二指腸静脈瘤出血に対し,内視鏡にて透明フードを装着しCA注入法を行った1例

十二指腸静脈瘤出血には,内視鏡的CA(cyanoacrylate monomer)注入による止血法がある。しかし,穿刺,CA注入の困難性,CA付着による内視鏡損傷が懸念される。我々は内視鏡先端に透明フードを装着することで,あ視野と穿刺ルート,穿刺部位までの距離の確保が容易となり,内視鏡損傷も防止できた。十二指腸静脈瘤出血に,透明フードを装着したCA注入法は今後の標準的治療になり得ると考えられた。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2008/06/15, Vol.72(2), pp.80-81
Hauptverfasser: 市村, 茂輝, 古市, 好宏, 目時, 亮, 宮田, 祐樹, 佐野, 隆友, 村島, 英学, 平良, 淳一, 杉本, 勝俊, 清水, 雅文, 柳澤, 京介, 山田, 昌彦, 今井, 康晴, 中村, 郁夫, 森安, 史典, 河合, 隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:十二指腸静脈瘤出血には,内視鏡的CA(cyanoacrylate monomer)注入による止血法がある。しかし,穿刺,CA注入の困難性,CA付着による内視鏡損傷が懸念される。我々は内視鏡先端に透明フードを装着することで,あ視野と穿刺ルート,穿刺部位までの距離の確保が容易となり,内視鏡損傷も防止できた。十二指腸静脈瘤出血に,透明フードを装着したCA注入法は今後の標準的治療になり得ると考えられた。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.72.2_80