閉塞性黄疸を伴った膵仮性嚢胞に膵管ステントで治療し得た1例

症例は62歳男性. 平成18年6月2日に腹痛出現したため近医受診, 精査目的にて当院受診した. 腹部CTにて膵鉤部に仮性嚢胞を認め, 胆管下部が圧排され, 仮性膵嚢胞に伴う閉塞性黄疸と診断した. 第3病日に内視鏡的経鼻膵管ドレナージ(ENPD)を嚢胞内に留置したが減黄不良のため第9病日に嚢胞内に膵管ステントを留置した. 以降減黄は良好であり, 第24病日にステント抜去した. 症例 患者:62歳, 男性. 主訴:腹痛. 既往歴:3歳 膿胸, 49歳 ガス壊疽にて右下顎部開窓術. 家族歴:特記すべきことなし. 嗜好品:アルコール 日本酒4合/日×40年. 喫煙 20本/日×40年. 現病歴:平成1...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2007/11/20, Vol.71(2), pp.130-131
Hauptverfasser: 伊藤, 謙, 五十嵐, 良典, 三村, 享彦, 鈴木, 拓也, 岡野, 直樹, 三浦, 富宏, 住野, 泰清, 三木, 一正
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は62歳男性. 平成18年6月2日に腹痛出現したため近医受診, 精査目的にて当院受診した. 腹部CTにて膵鉤部に仮性嚢胞を認め, 胆管下部が圧排され, 仮性膵嚢胞に伴う閉塞性黄疸と診断した. 第3病日に内視鏡的経鼻膵管ドレナージ(ENPD)を嚢胞内に留置したが減黄不良のため第9病日に嚢胞内に膵管ステントを留置した. 以降減黄は良好であり, 第24病日にステント抜去した. 症例 患者:62歳, 男性. 主訴:腹痛. 既往歴:3歳 膿胸, 49歳 ガス壊疽にて右下顎部開窓術. 家族歴:特記すべきことなし. 嗜好品:アルコール 日本酒4合/日×40年. 喫煙 20本/日×40年. 現病歴:平成18年6月20日に右上腹部痛出現し, 改善しないため近医受診. 採血, 画像検査にて急性胆管炎, 膵炎と診断され精査加療目的にて7月3日当科受診した. 入院時現症:意識清明, 血圧110/68mmHg, 体温36.4度, 脈拍78/分・整. 眼瞼結膜貧血あり, 眼球結膜黄染あり.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.71.2_130