上行結腸neuroendocrine cell carcinomaの1切除例

症例は83歳,女性。主訴は右下腹部腫瘤。上行結腸癌の診断にて右半結腸切除術を施行した。病理組織学的所見にてneuroendocrine cell carcinomaの診断であった。術後,7カ月に皮下,脾臓後面,左腎門部に再発腫瘍を認め,傍大動脈,右鼠径部にリンパ節転移を認めた。TS-1+CPT-11による化学療法を開始した。(TS-1 40mg day1-21,CPT-11 40mg day1/7/14 3週投与1週休薬)化学療法中は皮下腫瘤を含めてコントロールできていたが,術後15カ月に自宅で転倒し右前腕骨複雑骨折したのを契機に化学療法を中止したところ,再発腫瘍が増悪し術後19カ月で死亡され...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2007/11/20, Vol.71(2), pp.114-115
Hauptverfasser: 廣瀬, 太郎, 梁, 英樹, 吉田, 一成, 山下, 由紀, 前田, 剛志, 岡村, 悟
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は83歳,女性。主訴は右下腹部腫瘤。上行結腸癌の診断にて右半結腸切除術を施行した。病理組織学的所見にてneuroendocrine cell carcinomaの診断であった。術後,7カ月に皮下,脾臓後面,左腎門部に再発腫瘍を認め,傍大動脈,右鼠径部にリンパ節転移を認めた。TS-1+CPT-11による化学療法を開始した。(TS-1 40mg day1-21,CPT-11 40mg day1/7/14 3週投与1週休薬)化学療法中は皮下腫瘤を含めてコントロールできていたが,術後15カ月に自宅で転倒し右前腕骨複雑骨折したのを契機に化学療法を中止したところ,再発腫瘍が増悪し術後19カ月で死亡された。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.71.2_114