内視鏡像から疑われたAAアミロイドーシスの1例

80歳女性。1カ月以上続く水様下痢の精査で当科へ紹介。下部消化管内視鏡で回腸末端からS状結腸まで広範に地図状の浅い潰瘍やびらんが生じていた。所見から炎症性腸疾患や悪性病変は考え難く,各種の培養や抗体検査で感染症も否定的であり,NSAIDs関連腸炎や血管炎,サイトメガロウイルス感染,アミロイドーシスなどの血管性病変を疑った。生検で主に粘膜下層の血管周囲にAAアミロイドが沈着しており診断に至った。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2007/11/20, Vol.71(2), pp.110-111
Hauptverfasser: 塚本, 昌代, 堀木, 紀行, 鈴木, 祥子, 藤谷, 志野, 石井, 直樹, 飯塚, 雄介, 福田, 勝之, 鈴木, 高祐, 藤田, 善幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:80歳女性。1カ月以上続く水様下痢の精査で当科へ紹介。下部消化管内視鏡で回腸末端からS状結腸まで広範に地図状の浅い潰瘍やびらんが生じていた。所見から炎症性腸疾患や悪性病変は考え難く,各種の培養や抗体検査で感染症も否定的であり,NSAIDs関連腸炎や血管炎,サイトメガロウイルス感染,アミロイドーシスなどの血管性病変を疑った。生検で主に粘膜下層の血管周囲にAAアミロイドが沈着しており診断に至った。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.71.2_110