特異な形態を呈し迷入によると考えられた十二指腸下行脚異所性胃粘膜の1例

症例は53歳男性。検診での上部消化管内視鏡検査にて,十二指腸主乳頭部に粘液流出を伴い複数の開口部を有した大きさ15mm大の隆起性病変を認めた。側視鏡検査では主乳頭部直上の亜有茎性病変であり,生検病理組織学的所見では,壁細胞・主細胞が散在する異所性胃粘膜であった。十二指腸主乳頭部直上に発生し,亜有茎性で複数の開口部を有する異所性胃粘膜は過去に報告がなく,その発生機序は示唆に富み,興味深い肉眼像と考え報告する。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2006/12/05, Vol.69(2), pp.82-83
Hauptverfasser: 中屋, 照雄, 徳永, 徹二, 佐々木, 善浩, 松原, 健朗, 青野, 茂昭, 小針, 伸一, 東納, 重隆, 眞方, 良彦, 白濱, 龍興
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は53歳男性。検診での上部消化管内視鏡検査にて,十二指腸主乳頭部に粘液流出を伴い複数の開口部を有した大きさ15mm大の隆起性病変を認めた。側視鏡検査では主乳頭部直上の亜有茎性病変であり,生検病理組織学的所見では,壁細胞・主細胞が散在する異所性胃粘膜であった。十二指腸主乳頭部直上に発生し,亜有茎性で複数の開口部を有する異所性胃粘膜は過去に報告がなく,その発生機序は示唆に富み,興味深い肉眼像と考え報告する。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.69.2_82