誤嚥した爪楊枝の胃壁刺入により発見された進行胃癌の1例

症例は54歳男性,医師。腹痛を契機に上部消化管内視鏡検査を施行したところ,爪楊枝の胃壁内刺入と近傍の3型進行胃癌を認めた。爪楊枝は水洗にて胃内腔へ脱落し,透明フードと把持鉗子を用いて内視鏡的に除去した。後日,胃癌に対し幽門側胃切除術を施行した。誤嚥した爪楊枝の胃壁刺入の脱落を内視鏡にて観察でき,また偶然胃癌の発見契機となった稀な症例を経験した。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2006/12/05, Vol.69(2), pp.60-61
Hauptverfasser: 上原, 俊樹, 水野, 滋章, 松岡, 千加子, 蓮沼, 理, 加藤, 公敏, 森山, 光彦, 岩崎, 有良, 荒川, 泰行, 青木, 優, 望月, 晋, 高山, 忠利, 杉谷, 雅彦, 松岡, 俊一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は54歳男性,医師。腹痛を契機に上部消化管内視鏡検査を施行したところ,爪楊枝の胃壁内刺入と近傍の3型進行胃癌を認めた。爪楊枝は水洗にて胃内腔へ脱落し,透明フードと把持鉗子を用いて内視鏡的に除去した。後日,胃癌に対し幽門側胃切除術を施行した。誤嚥した爪楊枝の胃壁刺入の脱落を内視鏡にて観察でき,また偶然胃癌の発見契機となった稀な症例を経験した。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.69.2_60