IDUSでも術前進展度診断が困難であった下部胆管癌の1例

症例は74歳の男性。CTで肝内胆管と総胆管の拡張を認めた。ERCPで深部胆管挿管はAbc領域で胆管が高度に屈曲し不能であった。PTBDを行いrendezvous法で挿管した。下部胆管は10mmに渡り糸状,不整形に狭窄していた。IDUSで腫瘍はほぼSSに局在していたが,膵実質浸潤を伴う下部胆管癌と診断した。腫瘍は径1.4×0.9cmの結節浸潤型の高分化腺癌で,膵との境界の線維化が強くPanc Ⅰ aであった。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2006/06/10, Vol.68(2), pp.166-167
Hauptverfasser: 藤澤, 隆弘, 窪田, 賢輔, 秋山, 智之, 池田, 郁子, 藤澤, 聡郎, 藤田, 浩司, 米田, 正人, 高橋, 宏和, 原, 浩二, 阿部, 泰伸, 稲森, 正彦, 桐越, 博之, 斉藤, 聡, 中島, 淳, 武田, 和永, 嶋田, 紘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は74歳の男性。CTで肝内胆管と総胆管の拡張を認めた。ERCPで深部胆管挿管はAbc領域で胆管が高度に屈曲し不能であった。PTBDを行いrendezvous法で挿管した。下部胆管は10mmに渡り糸状,不整形に狭窄していた。IDUSで腫瘍はほぼSSに局在していたが,膵実質浸潤を伴う下部胆管癌と診断した。腫瘍は径1.4×0.9cmの結節浸潤型の高分化腺癌で,膵との境界の線維化が強くPanc Ⅰ aであった。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.68.2_166