ステント留置後人工肛門閉鎖術が可能となりQOLが改善された進行直腸癌の一例
症例は47歳,女性。他院で直腸癌の診断で開腹術の際子宮浸潤,腹膜播種を認め人工肛門造設術を施行された。当院で化学療法を開始となったが,ストーマからの脱腸が頻回となり疼痛も増悪したため,十分なインフォームドコンセントの上内視鏡下にexpandable metallic stentを挿入し狭窄を解除した。2カ月後には人工肛門閉鎖術が行われ排便も可能となった。本例はQOLの観点から大腸悪性狭窄に対するステント挿入の適応を示唆する貴重な症例である。...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2006/06/10, Vol.68(2), pp.160-161 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は47歳,女性。他院で直腸癌の診断で開腹術の際子宮浸潤,腹膜播種を認め人工肛門造設術を施行された。当院で化学療法を開始となったが,ストーマからの脱腸が頻回となり疼痛も増悪したため,十分なインフォームドコンセントの上内視鏡下にexpandable metallic stentを挿入し狭窄を解除した。2カ月後には人工肛門閉鎖術が行われ排便も可能となった。本例はQOLの観点から大腸悪性狭窄に対するステント挿入の適応を示唆する貴重な症例である。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.68.2_160 |