卵巣癌術後9年で十二指腸に転移し閉塞性黄疸を来した1例
症例は65歳女性。1994年7月に卵巣癌の手術,以後化学療法を繰り返していた。2003年4月閉塞性黄疸でERCP施行,主乳頭肛側のSMTが下部胆管を圧迫,減黄術を行った。生検組織から卵巣癌の転移と診断,化学療法の追加で7月には腫瘍が消失したが,同年10月癌性胸膜炎により永眠した。卵巣癌十二指腸転移による閉塞性黄疸はわが国で報告がないが,癌化学療法の進歩に伴い転移性消化管腫瘍は増加すると思われ,注意が必要である。...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2006/06/10, Vol.68(2), pp.128-129 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は65歳女性。1994年7月に卵巣癌の手術,以後化学療法を繰り返していた。2003年4月閉塞性黄疸でERCP施行,主乳頭肛側のSMTが下部胆管を圧迫,減黄術を行った。生検組織から卵巣癌の転移と診断,化学療法の追加で7月には腫瘍が消失したが,同年10月癌性胸膜炎により永眠した。卵巣癌十二指腸転移による閉塞性黄疸はわが国で報告がないが,癌化学療法の進歩に伴い転移性消化管腫瘍は増加すると思われ,注意が必要である。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.68.2_128 |