多量胃内異物を内視鏡にて回収した1例

症例は22歳女性。2004年下旬より多くの異物を飲み込んでいた。2005年1月になり両親が患者の異食に気がつき,当院消化器内科初診。腹部X線検査にて腹腔内に多量の異物を認めたため,内視鏡的摘出回収目的,同日入院した。腹痛などの自覚症状は,認めていなかった。入院初日,上部消化管内視鏡検査にて胃内に多量の異物を観察した。食道静脈瘤結紮術用オーバーチューブ,スネア,把持鉗子など様々な内視鏡処置具にて合計41個の胃内異物をすべて摘出し回収した。内視鏡的にのみ摘出した数としては,異例の41個であり,貴重な症例と考え報告した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2006/06/10, Vol.68(2), pp.92-93
Hauptverfasser: 安齋, 敏巳, 風間, 博正, 小野田, 一敏
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は22歳女性。2004年下旬より多くの異物を飲み込んでいた。2005年1月になり両親が患者の異食に気がつき,当院消化器内科初診。腹部X線検査にて腹腔内に多量の異物を認めたため,内視鏡的摘出回収目的,同日入院した。腹痛などの自覚症状は,認めていなかった。入院初日,上部消化管内視鏡検査にて胃内に多量の異物を観察した。食道静脈瘤結紮術用オーバーチューブ,スネア,把持鉗子など様々な内視鏡処置具にて合計41個の胃内異物をすべて摘出し回収した。内視鏡的にのみ摘出した数としては,異例の41個であり,貴重な症例と考え報告した。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.68.2_92