食欲不振を契機に発見された,大腸原発印環細胞癌の1例

症例は87歳の男性。平成16年6月より食思不振,体重減少を認めた。便潜血陽性,CEA高値を示し当科受診。大腸内視鏡検査で上行結腸に腫瘍を認め,生検病理組織で印環細胞癌と診断。画像検査でリンパ節・他臓器転移を認めず,回盲部切除術を施行。腫瘍は55×30mmの大腸癌でstageⅡと診断。大腸原発腺癌内の印環細胞癌は稀であり,進行癌で発見され,腹膜播種を起こしやすいとされている。文献的考察を加え報告する。...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2005/11/25, Vol.67(2), pp.124-125
Hauptverfasser: 三木, 洋幸, 金子, 和弘, 梅田, 知幸, 井口, 桃子, 平山, 雄一, 金, 民日, 吉川, 望海, 井廻, 道夫, 山崎, 勝雄, 中尾, 健太郎, 角田, 明良, 草野, 満夫, 九島, 巳樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は87歳の男性。平成16年6月より食思不振,体重減少を認めた。便潜血陽性,CEA高値を示し当科受診。大腸内視鏡検査で上行結腸に腫瘍を認め,生検病理組織で印環細胞癌と診断。画像検査でリンパ節・他臓器転移を認めず,回盲部切除術を施行。腫瘍は55×30mmの大腸癌でstageⅡと診断。大腸原発腺癌内の印環細胞癌は稀であり,進行癌で発見され,腹膜播種を起こしやすいとされている。文献的考察を加え報告する。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.67.2_124