Video Capsule Endoscopy
最近, 生理的な消化管内腔を苦痛なしに検査できるVideo Capsule Endoscopy(以下, VCE)が実用化され, 消化管, 特に今まで困難であった全小腸の内視鏡検査が比較的容易に行えるようになった. その第1の適応は原因不明の消化管出血症例であるが, 血管性病変やクローン病, 小腸腫瘍以外に未知の病変も見つかってきている. これまで把握しきれなかった小腸疾患の病態を明らかにするために, VCEによって見つかった症例を集積し, 様々な角度から検討を加えていかなければならない. 第1席近藤ら(NTT東日本関東病院)は, 小腸出血を疑ってVCEが施行された29症例についての評価を行った...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2005, Vol.67 (2), p.20-20 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 最近, 生理的な消化管内腔を苦痛なしに検査できるVideo Capsule Endoscopy(以下, VCE)が実用化され, 消化管, 特に今まで困難であった全小腸の内視鏡検査が比較的容易に行えるようになった. その第1の適応は原因不明の消化管出血症例であるが, 血管性病変やクローン病, 小腸腫瘍以外に未知の病変も見つかってきている. これまで把握しきれなかった小腸疾患の病態を明らかにするために, VCEによって見つかった症例を集積し, 様々な角度から検討を加えていかなければならない. 第1席近藤ら(NTT東日本関東病院)は, 小腸出血を疑ってVCEが施行された29症例についての評価を行った. 出血部位である可能性が高いと考えられた症例数は18(62%), 出血部位と確定的に診断可能であった症例数は9(31%)と高い有所見率で, 小腸疾患の検索においてVCEは有用性の高い検査になり得るとした. |
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ISSN: | 1348-9844 |