潰瘍性病変をともなったコラーゲン腸炎の1例

症例は73歳,女性である。下痢を主訴に当院受診し,潰瘍性大腸炎と診断されて経過観察されていたが,下痢が再燃し,末梢浮腫が出現したため入院となった。入院後ステロイドの投与に反応しないため,大腸内視鏡検査を行ったところ,盲腸~上行結腸に潰瘍をともなうコラーゲン腸炎と診断された。本症例では,1年にわたる非ステロイド性抗炎症剤の服用が発症と関係していた。また潰瘍をともなうコラーゲン腸炎は稀と思われ報告する。...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2005/06/01, Vol.66(2), pp.90-91
Hauptverfasser: 若杉, 聡, 高井, 一成, 吉田, 耕三, 高橋, 博義, 木口, 英子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は73歳,女性である。下痢を主訴に当院受診し,潰瘍性大腸炎と診断されて経過観察されていたが,下痢が再燃し,末梢浮腫が出現したため入院となった。入院後ステロイドの投与に反応しないため,大腸内視鏡検査を行ったところ,盲腸~上行結腸に潰瘍をともなうコラーゲン腸炎と診断された。本症例では,1年にわたる非ステロイド性抗炎症剤の服用が発症と関係していた。また潰瘍をともなうコラーゲン腸炎は稀と思われ報告する。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.66.2_90