十二指腸原発側方発育様腫瘍の1切除例

症例は53歳,男性。健診の胃透視で異常を指摘され上部消化管内視鏡検査にてVater乳頭対側に大小結節隆起の集簇したLST様病変を認めた。病変は十二指腸粘膜にとどまっていると考えられたが,結節径が大きかったため開腹十二指腸局所切除術を行った。病理組織検査では腺腫内癌で,深達度はごく一部にsm浸潤を認めた。本邦での十二指腸原発LST様腫瘍の報告は自験例を含め4例と稀であり,それらの臨床的特徴は癌合併が高率であり深達度も全例smであった。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2005/06/01, Vol.66(2), pp.74-75
Hauptverfasser: 千葉, 斉一, 相浦, 浩一, 清水, 裕智, 高原, 武志, 熊井, 浩一郎, 北島, 政樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:症例は53歳,男性。健診の胃透視で異常を指摘され上部消化管内視鏡検査にてVater乳頭対側に大小結節隆起の集簇したLST様病変を認めた。病変は十二指腸粘膜にとどまっていると考えられたが,結節径が大きかったため開腹十二指腸局所切除術を行った。病理組織検査では腺腫内癌で,深達度はごく一部にsm浸潤を認めた。本邦での十二指腸原発LST様腫瘍の報告は自験例を含め4例と稀であり,それらの臨床的特徴は癌合併が高率であり深達度も全例smであった。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.66.2_74