内視鏡治療が奏効した慢性膵炎の1例
症例は47歳男性。平成7年に他院にアルコール性重症膵炎で3カ月間入院。以後膵炎を繰り返していたが平成15年7月に急性膵炎で当院に入院した。膵炎が落ち着いた後に,MRCPなどで主膵管拡張を認めていたためERCPを施行したが主乳頭が硬く,主膵管の造影ができなかった。乳頭炎と判断しESTを施行した。9月の再入院のERCPでは膵管口を確認し,狭小化した膵頭部の主膵管をガイドワイヤーが通過し,7Frダイレーターで拡張した後に7Frの膵管ステントを留置した。留置後症状は消失し,1カ月後に10Frステントに入れ換えた。以降3カ月ごとに入れ換えを行い7カ月後にステントを抜去したが症状は消失している。...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2004/12/01, Vol.65(2), pp.118-119 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は47歳男性。平成7年に他院にアルコール性重症膵炎で3カ月間入院。以後膵炎を繰り返していたが平成15年7月に急性膵炎で当院に入院した。膵炎が落ち着いた後に,MRCPなどで主膵管拡張を認めていたためERCPを施行したが主乳頭が硬く,主膵管の造影ができなかった。乳頭炎と判断しESTを施行した。9月の再入院のERCPでは膵管口を確認し,狭小化した膵頭部の主膵管をガイドワイヤーが通過し,7Frダイレーターで拡張した後に7Frの膵管ステントを留置した。留置後症状は消失し,1カ月後に10Frステントに入れ換えた。以降3カ月ごとに入れ換えを行い7カ月後にステントを抜去したが症状は消失している。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.65.2_118 |