内視鏡的胆管ドレナージ術にて改善したLemmel症候群の1例
「はじめに」内視鏡的胆管ステント留置術が有効であったLemmel症候群の1例を経験したので報告する. 「症例」患者:86歳, 女性. 主訴:発熱, 食欲低下. 現病歴:平成14年12月末より感冒様症状が出現. その後38℃台の発熱, 湿性咳が出現. 症状改善認めないために平成15年1月2日当院救急外来受診, 肺炎の診断にて即日入院となった. 入院時現症:意識清明, 血圧128/80mmHg, 体温36.8℃, 眼瞼結膜貧血(-), 眼球結膜黄染(-), 胸部聴診上右下肺に湿性ラ音を認めたが, その他には異常所見を認めなかった. 入院時検査成績:WBC 12.7×103/μl, RBC 5.12...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2004/06/10, Vol.64(2), pp.138-139 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」内視鏡的胆管ステント留置術が有効であったLemmel症候群の1例を経験したので報告する. 「症例」患者:86歳, 女性. 主訴:発熱, 食欲低下. 現病歴:平成14年12月末より感冒様症状が出現. その後38℃台の発熱, 湿性咳が出現. 症状改善認めないために平成15年1月2日当院救急外来受診, 肺炎の診断にて即日入院となった. 入院時現症:意識清明, 血圧128/80mmHg, 体温36.8℃, 眼瞼結膜貧血(-), 眼球結膜黄染(-), 胸部聴診上右下肺に湿性ラ音を認めたが, その他には異常所見を認めなかった. 入院時検査成績:WBC 12.7×103/μl, RBC 5.12×106/μl, Hb 15.6g/dl, PLT 231×103/μl, PT 11.6sec, APTT 31.2sec, TP 6.9g/dl, Alb 3.0g/dl, T-Bil 0.6mg/dl, D-Bil 0.2mg/dl, GOT 32IU/L, GPT 261U/L, LDH 301IU/L, ALP 911IU/L, G-GTP 123IU/L, LAP 161IU/L, ChE 218IU/L, UN 23mg/dl, Cre 0.70mg/dl, Na 140mM, K 3.9mM, Cl 106mM, AMY 83IU/L, P-AMY 70IU/L, CRP 3.8mg/dl. CRP 3.8と炎症反応の軽度高値と肝胆道系酵素の上昇を認めた. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.64.2_138 |