細径スネアとICC200を用いたexfoliative EMRにて一括切除しえた結腸ひだ上の径40mmLSTの1例
「はじめに」 今回我々は, 横行結腸のひだ上に存在し, strip biopsyでは一括切除が困難と考えられた症例に対して細径スネアを用いて粘膜下層を直接剥離する方法(exfoliative EMR:endoscopic mucosal resection)を行い, 良好な結果を得たので報告する. 「症例」 患者:58歳, 男性. 主訴:便潜血陽性. 既往歴:ジフテリア, B型慢性肝炎, 胃潰瘍, 胆石症. 家族歴:母B型慢性肝炎, 大腸癌. 現病歴:平成13年12月健診にて便潜血陽性を指摘され, 当科にて下部内視鏡検査を施行した. 横行結腸に隆起性病変を認めたため, 精査加療目的にて入院とな...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2002/11/30, Vol.61(2), pp.126-127 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 今回我々は, 横行結腸のひだ上に存在し, strip biopsyでは一括切除が困難と考えられた症例に対して細径スネアを用いて粘膜下層を直接剥離する方法(exfoliative EMR:endoscopic mucosal resection)を行い, 良好な結果を得たので報告する. 「症例」 患者:58歳, 男性. 主訴:便潜血陽性. 既往歴:ジフテリア, B型慢性肝炎, 胃潰瘍, 胆石症. 家族歴:母B型慢性肝炎, 大腸癌. 現病歴:平成13年12月健診にて便潜血陽性を指摘され, 当科にて下部内視鏡検査を施行した. 横行結腸に隆起性病変を認めたため, 精査加療目的にて入院となった. 入院時現症:身長162cm, 体重51.5kg, 血圧138/70mmHg, 眼瞼結膜に軽度貧血を認める以外異常なし. 入院時検査所見:Hb12.1g/dlの他, 生化学検査, CEA値も含め異常なし. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.61.2_126 |