内視鏡的粘膜切除術にて切除された微小早期Barrett食道癌の1例
「症例」 患者:69歳, 男性. 主訴:特記すべき事なし. 既往歴:2000年, 肺小細胞癌に対し放射線化学療法施行. 現病歴:1998年より, 検診の上部消化管造影にて食道裂孔ヘルニアを指摘されている. 2001年6月検診目的で施行した上部消化管内視鏡で下部食道に異常所見を認めた. 嗜好:タバコ20本/日/49年, アルコールなし. 血液生化学検査所見:特記すべき事なし. 上部消化管造影所見:食道裂孔ヘルニアが存在し, 下部食道に顆粒状粘膜が見られ, Barrett粘膜の這い上がりが示唆された. 右後壁には肥厚した縦長の胃粘膜ひだが見られ, これに連続して比較的表面の平滑な隆起が認められた(...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2002/11/30, Vol.61(2), pp.76-77 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「症例」 患者:69歳, 男性. 主訴:特記すべき事なし. 既往歴:2000年, 肺小細胞癌に対し放射線化学療法施行. 現病歴:1998年より, 検診の上部消化管造影にて食道裂孔ヘルニアを指摘されている. 2001年6月検診目的で施行した上部消化管内視鏡で下部食道に異常所見を認めた. 嗜好:タバコ20本/日/49年, アルコールなし. 血液生化学検査所見:特記すべき事なし. 上部消化管造影所見:食道裂孔ヘルニアが存在し, 下部食道に顆粒状粘膜が見られ, Barrett粘膜の這い上がりが示唆された. 右後壁には肥厚した縦長の胃粘膜ひだが見られ, これに連続して比較的表面の平滑な隆起が認められた(Fig. 1). 上部消化管内視鏡所見:食道裂孔ヘルニアが存在し, 食道胃接合部右側後壁の胃粘膜の太まりの上に軽度な隆起(0-IIa)を認め, 同部位の生検にて腺癌が証明された(Color 1~3). |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.61.2_76 |