Csendes分類II型およびIII型のMirizzi症候群の経験

Csendes分類II型およびIII型のMirizzi症候群の各1例を経験したので報告する.症例1は35歳,女性.主訴は心窩部痛.Mirizzi症候群のCsendes分類II型疑いで手術を施行した.手術は胆嚢頸部を胆管背側に向かって長軸方向に切り開いて結石を摘出した.その際胆嚢胆管瘻を確認した.その後胆嚢頸部をトリミングして断端部を結節縫合で閉鎖した.症例2は75歳,女性.主訴は黄疸.Csendes分類III型のMirizzi症候群と診断し手術を施行した.手術は合流部および胆管内の結石を摘出した後に,flap状に残した胆嚢頸部を用いて胆管壁を修復しT tubeをステントして留置した.2症例とも...

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Veröffentlicht in:胆道 2021/03/31, Vol.35(1), pp.106-112
Hauptverfasser: 上田, 順彦, 三浦, 聖子, 甲斐田, 大資, 宮田, 隆司, 中村, 直彦, 宮下, 知治, 藤田, 秀人
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:Csendes分類II型およびIII型のMirizzi症候群の各1例を経験したので報告する.症例1は35歳,女性.主訴は心窩部痛.Mirizzi症候群のCsendes分類II型疑いで手術を施行した.手術は胆嚢頸部を胆管背側に向かって長軸方向に切り開いて結石を摘出した.その際胆嚢胆管瘻を確認した.その後胆嚢頸部をトリミングして断端部を結節縫合で閉鎖した.症例2は75歳,女性.主訴は黄疸.Csendes分類III型のMirizzi症候群と診断し手術を施行した.手術は合流部および胆管内の結石を摘出した後に,flap状に残した胆嚢頸部を用いて胆管壁を修復しT tubeをステントして留置した.2症例とも術後胆管狭窄もなく経過は良好であった.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.35.106