ERCPにおける胆管挿管困難例への対処

胆道疾患診療においてERCP関連手技は不可欠のものとなっている.ERCP関連手技ではまず確実な胆管挿管が求められる.しかしながら,初学者はもとよりエキスパートでも時として選択的胆管挿管に難渋することがある.近年カニュレーション法は改良されており,また通常の方法で選択的胆管挿管困難例には,膵管ガイドワイヤー留置法,プレカットなどの対処法が報告されている.さらにEUSガイド下ランデブー法も試みられるようになった.これらの多くの胆管挿管テクニックの基本についてよく理解し,それらの手技に習熟しておく必要がある.胆管挿管困難例では同じ方法を漫然と繰り返すのではなく,それぞれの症例の状況に応じた方法で対処...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:胆道 2020/03/31, Vol.34(1), pp.40-47
Hauptverfasser: 良沢, 昭銘, 水出, 雅文, 谷坂, 優樹, 原田, 舞子, 小川, 智也, 野口, 達矢
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:胆道疾患診療においてERCP関連手技は不可欠のものとなっている.ERCP関連手技ではまず確実な胆管挿管が求められる.しかしながら,初学者はもとよりエキスパートでも時として選択的胆管挿管に難渋することがある.近年カニュレーション法は改良されており,また通常の方法で選択的胆管挿管困難例には,膵管ガイドワイヤー留置法,プレカットなどの対処法が報告されている.さらにEUSガイド下ランデブー法も試みられるようになった.これらの多くの胆管挿管テクニックの基本についてよく理解し,それらの手技に習熟しておく必要がある.胆管挿管困難例では同じ方法を漫然と繰り返すのではなく,それぞれの症例の状況に応じた方法で対処することが重要である.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.34.40