悪性胆道閉塞に対する経乳頭的胆道ドレナージ:本邦と欧米のガイドラインを読み解く
悪性胆道閉塞に対する経乳頭的胆道ドレナージを各種ガイドラインで検討した.切除例に対しては,膵癌の場合は抜去可能なcoveredタイプの金属ステントを留置する例が多くなっている.胆道癌の場合は経鼻胆道ドレナージによる減黄が第一選択である.切除不能例に対する胆道ドレナージは胆道閉塞の部位を問わず,質の高い無作為化比較試験により金属ステントを留置することが第一選択として推奨される.肝門部領域胆管閉塞は片葉あるいは両葉ドレナージ,両葉ドレナージのstent-in-stent法あるいはside-by-side(SBS)法,SBS法でステント下端を揃えるべきか,同時展開(simultaneously pl...
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Veröffentlicht in: | 胆道 2019/03/25, Vol.33(1), pp.32-40 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 悪性胆道閉塞に対する経乳頭的胆道ドレナージを各種ガイドラインで検討した.切除例に対しては,膵癌の場合は抜去可能なcoveredタイプの金属ステントを留置する例が多くなっている.胆道癌の場合は経鼻胆道ドレナージによる減黄が第一選択である.切除不能例に対する胆道ドレナージは胆道閉塞の部位を問わず,質の高い無作為化比較試験により金属ステントを留置することが第一選択として推奨される.肝門部領域胆管閉塞は片葉あるいは両葉ドレナージ,両葉ドレナージのstent-in-stent法あるいはside-by-side(SBS)法,SBS法でステント下端を揃えるべきか,同時展開(simultaneously placement)あるいは1本ずつの留置(one-by-one placement)が良いのか,が未解決である.遠位胆管閉塞はcoveredタイプの金属ステントを留置することが推奨される. |
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ISSN: | 0914-0077 1883-6879 |
DOI: | 10.11210/tando.33.32 |