悪性遠位胆管閉塞に対する術前胆道ステント留置法の検討
術前の悪性遠位胆管閉塞に対するplastic stent(PS)留置例において,早期のステント閉塞をしばしば経験する.膵癌22例,胆道癌14例の術前悪性遠位胆管閉塞症例における後方視的検討では,self-expandable metallic stent(SEMS)留置群は再ドレナージを必要としなかった.一方,PS留置群では,7Fr/8.5Frそれぞれ,再ドレナージ率81.8%/23.5%(p=0.008),平均開存期間32.8日/57.6日(p=0.006)であった.また,PS留置群とSEMS留置群において,手術時間,術中出血量,術後入院期間,術後合併症に差は認めなかった.8.5FrのPS留...
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Veröffentlicht in: | 胆道 2018/05/31, Vol.32(2), pp.216-223 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 術前の悪性遠位胆管閉塞に対するplastic stent(PS)留置例において,早期のステント閉塞をしばしば経験する.膵癌22例,胆道癌14例の術前悪性遠位胆管閉塞症例における後方視的検討では,self-expandable metallic stent(SEMS)留置群は再ドレナージを必要としなかった.一方,PS留置群では,7Fr/8.5Frそれぞれ,再ドレナージ率81.8%/23.5%(p=0.008),平均開存期間32.8日/57.6日(p=0.006)であった.また,PS留置群とSEMS留置群において,手術時間,術中出血量,術後入院期間,術後合併症に差は認めなかった.8.5FrのPS留置後25日までは開存率が94.1%であり,手術待期期間が25日未満であれば8.5Fr以上のPS留置,25日以上であればSEMS留置が望ましい. |
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ISSN: | 0914-0077 1883-6879 |
DOI: | 10.11210/tando.32.216 |