左葉を中心に広範な肝内胆管拡張を伴うintraductal papillary neoplasm of bile duct

「症例」60代, 女性 主訴: なし 201X年に, 左乳房の腫瘤性病変に対する精査目的にて, 造影CT検査を施行したところ, 肝左葉を占拠する嚢胞性部分と充実性部分の混在する腫瘤を認めた. 近医における精査の結果, 左肝管を主座とするintraductal papillary neoplasm of bile duct (IPNB)由来の胆管癌と診断された. セカンドオピニオン目的にて, 当院受診され, 精査加療目的にて入院となった. 入院時, 血液生化学検査所見では, 総ビリルビンの上昇はなかったが, 肝胆道系酵素の軽度上昇(AST: 60U/L, ALT: 47U/L, LDH: 246...

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Veröffentlicht in:胆道 2016/12/30, Vol.30(5), pp.917-922
Hauptverfasser: 近藤, 成, 村上, 義昭, 上村, 健一郎, 中川, 直哉, 芹川, 正浩, 有廣, 光司
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「症例」60代, 女性 主訴: なし 201X年に, 左乳房の腫瘤性病変に対する精査目的にて, 造影CT検査を施行したところ, 肝左葉を占拠する嚢胞性部分と充実性部分の混在する腫瘤を認めた. 近医における精査の結果, 左肝管を主座とするintraductal papillary neoplasm of bile duct (IPNB)由来の胆管癌と診断された. セカンドオピニオン目的にて, 当院受診され, 精査加療目的にて入院となった. 入院時, 血液生化学検査所見では, 総ビリルビンの上昇はなかったが, 肝胆道系酵素の軽度上昇(AST: 60U/L, ALT: 47U/L, LDH: 246U/L, ALP: 691U/L, LAP: 114U/L, γGTP: 224U/L)および, 腫瘍マーカーの上昇(CA19-9: 191U/ml, SPan-1: 880U/ml, DUPAN-2: 160U/ml)を認めた.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.30.917