胆管空腸吻合部狭窄,閉塞,離断に対し,ダブルスライドCアームとリアルタイムCTを用い内瘻化し得た3例
要旨:胆管空腸吻合部狭窄,閉塞,および離断に対し,自由な軸での回転が可能な透視台であるダブルスライドCアームとリアルタイムCTを用いたIVR(Interventional Radiology),IVE(Interventional Endoscopy)による内瘻化を行った.症例1.拡大右葉切除後の胆管空腸吻合部離断:リアルタイムCTガイド下に胆管を穿刺し,吻合部周囲の膿瘍腔を経て,空腸にステントを挿入した.症例2.拡大右葉切除後の吻合部完全閉塞:PTCDルートから挙上空腸内腔を透視下に直接穿刺し,ステントを挿入した.症例3.拡大肝左葉切除後の吻合部狭窄:磁石吻合(山内法)を行い,透視下に磁石解...
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Veröffentlicht in: | 胆道 2010, Vol.24(2), pp.199-203 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨:胆管空腸吻合部狭窄,閉塞,および離断に対し,自由な軸での回転が可能な透視台であるダブルスライドCアームとリアルタイムCTを用いたIVR(Interventional Radiology),IVE(Interventional Endoscopy)による内瘻化を行った.症例1.拡大右葉切除後の胆管空腸吻合部離断:リアルタイムCTガイド下に胆管を穿刺し,吻合部周囲の膿瘍腔を経て,空腸にステントを挿入した.症例2.拡大右葉切除後の吻合部完全閉塞:PTCDルートから挙上空腸内腔を透視下に直接穿刺し,ステントを挿入した.症例3.拡大肝左葉切除後の吻合部狭窄:磁石吻合(山内法)を行い,透視下に磁石解放の位置の決定を行った.いずれの症例も内瘻化に成功した.本透視システムは自在な方向から透視が可能であり,胆管空腸吻合部狭窄などの術後合併症に対するIVR,IVEを安全に施行し得るものであった. |
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ISSN: | 0914-0077 1883-6879 |
DOI: | 10.11210/tando.24.199 |