総胆管癌を合併した皮膚筋炎の1例

68歳女性.6年前顔面,頸部,胸部に皮疹があり,皮膚筋炎と診断された,肝胆道系酵素上昇の精査のため来院. 腹部超音波検査とC T 検査で総胆管癌と診断され, 幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.組織診断はcholangiocellular carcinoma welldifferentiatedであった.皮膚筋炎に悪性腫瘍の合併が多いことはよく知られているが,腫瘍発生臓器の特異性はなく,皮膚筋炎患者においては画像検査および腫瘍マーカーなどの全身的な悪性腫瘍の検索が必要と考える....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:胆道 2004/12/28, Vol.18(5), pp.625-630
Hauptverfasser: 山本, 俊祐, 乾, 由明, 三好, 里佳, 渡辺, 知英, 松本, 由美, 安永, 祐一, 蓮池, 康徳, 興梠, 隆, 堀口, 裕治, 西川, 正博
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:68歳女性.6年前顔面,頸部,胸部に皮疹があり,皮膚筋炎と診断された,肝胆道系酵素上昇の精査のため来院. 腹部超音波検査とC T 検査で総胆管癌と診断され, 幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.組織診断はcholangiocellular carcinoma welldifferentiatedであった.皮膚筋炎に悪性腫瘍の合併が多いことはよく知られているが,腫瘍発生臓器の特異性はなく,皮膚筋炎患者においては画像検査および腫瘍マーカーなどの全身的な悪性腫瘍の検索が必要と考える.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando1987.18.5_625