異時性胆道系重複癌の1手術例
胆嚢癌と胆管癌の異時性重複癌の1 手術例を経験したので, 報告する. 症例は7 9歳女性,平成12年6月10日,胆嚢癌に対し胆嚢摘出術および肝床切除術,D2郭清を施行した.病理組織所見は,pap,t1(mP),INFα,ly0,v0,pn0,n1~n20(-)であった.その後,外来受診せず放置されていたが,平成15年3月に黄疸を主訴に来院した.精査にて胆管腫瘍と診断し,平成15年4月8日,手術を施行,術中所見では漿膜面にわずかに露出する胆管腫瘍で,胆管切除,胆管空腸吻合を施行した.病理組織所見ではtub2,se,int,INFγ,ly1,v1,pn3であり,初回胆嚢癌と胆管癌との病理組織所見の...
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Veröffentlicht in: | 胆道 2004/10/15, Vol.18(4), pp.558-564 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 胆嚢癌と胆管癌の異時性重複癌の1 手術例を経験したので, 報告する. 症例は7 9歳女性,平成12年6月10日,胆嚢癌に対し胆嚢摘出術および肝床切除術,D2郭清を施行した.病理組織所見は,pap,t1(mP),INFα,ly0,v0,pn0,n1~n20(-)であった.その後,外来受診せず放置されていたが,平成15年3月に黄疸を主訴に来院した.精査にて胆管腫瘍と診断し,平成15年4月8日,手術を施行,術中所見では漿膜面にわずかに露出する胆管腫瘍で,胆管切除,胆管空腸吻合を施行した.病理組織所見ではtub2,se,int,INFγ,ly1,v1,pn3であり,初回胆嚢癌と胆管癌との病理組織所見の相違より,異時性胆道系重複癌と診断した. 異時性胆道系重複癌は稀であり, 本邦報告例は散見される程度である. 今回我々は,異時性胆道系重複癌の1手術例を経験したので,若干の文献的考察を含め報告する. |
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ISSN: | 0914-0077 1883-6879 |
DOI: | 10.11210/tando1987.18.4_558 |