皮下埋め込み式インフューザ・ポートを用いて経皮経肝胆管内瘻術を施行した悪性胆管閉塞の2例

切除不能の悪性胆管閉塞例に対して経皮経肝胆管内瘻術(以下PTBE)が盛んに行われるようになったが,PTBEに起因した合併症は比較的多く認められ,PTBE後の管理には問題が残されている,われわれはPTBEに際し,皮下埋め込み式インフューザ・ポートを内瘻チューブに接続し,良好な経過をとった2例を経験したので報告した.この方法の特徴は,1)内瘻チューブ内および胆管の洗浄,2)経時的胆管造影,3)胆管内薬剤注入,4)内瘻チューブのトラブルの原因究明ができることである.本法は,PTBE後の管理およびfollow up,患老のquality of lifeの向上に有用と思われた....

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Veröffentlicht in:胆道 1991/04/25, Vol.5(2), pp.153-158
Hauptverfasser: 多賀谷, 信美, 竹岡, 秀生, 冨田, 利夫, 小暮, 洋暉, 田島, 芳雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:切除不能の悪性胆管閉塞例に対して経皮経肝胆管内瘻術(以下PTBE)が盛んに行われるようになったが,PTBEに起因した合併症は比較的多く認められ,PTBE後の管理には問題が残されている,われわれはPTBEに際し,皮下埋め込み式インフューザ・ポートを内瘻チューブに接続し,良好な経過をとった2例を経験したので報告した.この方法の特徴は,1)内瘻チューブ内および胆管の洗浄,2)経時的胆管造影,3)胆管内薬剤注入,4)内瘻チューブのトラブルの原因究明ができることである.本法は,PTBE後の管理およびfollow up,患老のquality of lifeの向上に有用と思われた.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando1987.5.2_153